Q20.婦人科がんの検診について


Q1:子宮がん、卵巣がん、乳がんの検査はどんなことをするのですか。

A1.子宮がんは子宮の入り口にできる子宮頸癌と子宮の中奥(内膜)にできる子宮 体癌があり、主な症状は出血です。日本人には頸癌が多いため、通常行われる子宮がん検査は子宮頸癌の細胞診です。これは子宮の入り口を綿棒かヘラで擦り細胞を採取して調べます。子宮体癌の検査は、子宮の中に検査器具(細いブラシなど)を挿入して細胞を採取します。この細胞診で癌が疑われるとさらに詳しい検査(組織の採取、血液検査、CT、MRIなど)を順番します。卵巣がんは内診と超音波検査で卵巣が腫れているかどうかを見ます。卵巣がが腫れて大きくなった(径約5cm以上)ものを卵巣腫瘍といいますが、ほとんどが水か薄い脂肪がたまった卵巣嚢瘍といい、良性の腫瘍です。卵巣腫瘍が癌(悪性)である確率は10%以下で、経験のある産婦人科医であれば超音波検査の画像所見だけでほぼ診断がつきます。疑われる場合は、血液検査(腫瘍マーカー)、CT、MRIを順次行います。 乳がんは触診で乳腺にしこりがあるかどうかを調べます 。疑わしいしこりがあった場合は、X線検査(マンモグラフィー)、腫瘤を注射器で刺して細胞診を行います。必要があれば、血液、組織検査を追加します。 いづれの癌も早期に発見されれば、手術で病巣を切除するだけで、ほぼ完全に治ります。癌が進むと身体に負担のある抗癌剤や放射線の治療が必要になり、入院期間も 長くなりますから30才以上になったら年1回婦人科がん検診を受けることをお勧めします。

Q2:婦人科がん検診の費用は。

A2:出血、腹痛などの自覚症状があれば、どの癌でも保険で診察が受けられます。 子宮頸癌、乳がんは自覚症状がなくても30才以上になれば、公費補助(名古屋市のみ)のある検診年1回が受けられます。


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